コラーゲンは食べても効かない
あなたはお店などでゼラチン質の多い料理をいただいた時に、『こちらはゼラチン質たっぷりのお料理だから、翌朝にはお肌プルプルですね』などと言われたことはないでしょうか。
結論から言いますと、コラーゲンは口から食べても効果はないということです。
どうやら翌朝の肌に、効果があると思われていますがどうやらそうでは無さそうです。
コラーゲンの働き
口から入ったコラーゲンは胃で消化され、全てアミノ酸に分解されます。そして、血管を通して全身に運ばれていき、アミノ酸に分解されてから吸収するのです。もはやそこにコラーゲンはありません。
このアミノ酸が細胞に取り込まれていき、コラーゲンをつく作り出すのです。
脂肪を食べたからお腹周りに脂肪が増えるという事と同じ、コラーゲンを食べたら体内にコラーゲンが増えるということはないという考えです。
私たちの体にあるコラーゲンは、全て体内で合成されたものとなります。
人間のコラーゲンの量は?
コラーゲンは私たちの体の中に存在し、さまざまな場所で力を発揮しています。
体重が50Kgの人では、約3Kgがコラーゲンといわれるほど体の中に存在しているのです。
コラーゲンの量は25歳頃にピークを迎え、40歳になると約半分に減少してしまうのです。
これは年齢を重ねていくうちに肌のハリを失い、目元や口元がシワになっていく悲しい現実となります。フェイスラインの崩れでかなり若々しさを失ってしまいますので注意したいところです。
コラーゲンを効果的に摂るには?
ビタミンCや亜鉛、ミネラルなどの栄養素が十分に必要となってきます。とくにビタミンCはコラーゲンをつくり出すための必要不可欠な成分です。
美肌効果や育毛効果を求めているのであれば、無理なダイエットは絶対にしてはいけません。
また、加工食品などを日頃摂取をしている人は栄養不足となり若々しさを失っていきます。
コラーゲンは体の中から生み出すことができるため、常にバランスの良い食事を心がけましょう。
いかがでしたか?コラーゲンそのものを口にしても効果はありませんでしたね。しかし、食生活の見直しをすることでしっかりと体内でコラーゲンをつくり出してくれますよね。日頃から栄養素を考えたメニューにすることで若々しく生き生きした生活を送ることができます。